腎不全の治療

腎不全とは、腎臓の機能が低下し、老廃物の排泄などが正常に行えない状態をいいます。腎不全の治療は、大きく保存療法、透析療法、腎移植の3つに分かれます。

保存療法
尿毒症状が現れる以前、腎不全の保存期です。この時期、保存療法を行います。具体的な治療方法は運動制限、食事治療と薬物治療です。しかし、過度の運動・過労は腎機能を悪化させます、注意しましょう。また自分がどのような薬を飲んでいますか?また、薬の飲み方、量、注意事項を知り、守りましょう。自己判断で薬を中止するのでなく、医師に相談しましょう。

透析療法
末期腎不全の治療法です。透析療法の適応は、年齢や社会的環境によって若干異なりますが、血清クレアチニン値が8mg/dl以上、腎臓の機能が10%未満になったときが目安になります。透析には腹膜透析・血液透析の2種類があります。腹膜透析は半透膜である腹膜を利用する透析で、自宅や職場で治療が行えます。血液透析は通常、医療機関で行います。動脈と静脈をつないで静脈へ多くの血液を送る「シャント」を作る手術を受け、そこへ機械を接続して老廃物などを取り除きます。

腎移植
腎移植は慢性腎不全の唯一の根治的治療です。手術を行えば免疫抑制剤を飲む以外は普通の人と同じように生活することができます。腎移植の一番重要なのは腎臓の提供です。今日本には腎臓を提供していただく「献腎臓移植」、もしくは6親等内の親族から提供していただく「生体腎臓移植」があります。